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昨年12月に深圳博物館新館がオープンしています。三星堆・金沙遺跡展(4月28-8月28日)がやっていたこともあり、漸く行ってきました。旧館の方も残っていて、美術品の展示などに利用されているようですが、歴史関連の展示は、全面的に新館に移っているようです。新館では、古代(古代から明清)、近代(アヘン戦争前あたりから共産党による中国統一くらいまで)、深圳改革開放史(20世紀後半から現在までの深圳)、及び、民族展となっていて、実物大以上の蝋人形や模型を多用したパノラマが多数用いられていて、一連の展示を見終えると、壮大な一幕の深圳発展史の映画を見終えたような充実感があります。特に、街道筋の小村の集まりだった深圳虚という市場町が、経済特区に指定され、掘っ立て小屋や荒地が開拓され、海が埋め立てられ、高層ビルと高速道路の林立する大都会に変貌する様は、感動させられるものがあります。下記は、そのパノラマの一例。アヘン戦争の準備をする砲台の作業員たち。あまりにリアルで、50cmくらいまで目を近づけてまじまじと見てしまいましたが、その距離でも人間かと見まごうでき。
いかにも郷土愛の育成を目指したような演出ありありの展示ではありますが、日本にもこうした展示があってもいいのでは、と思った次第。とはいえ、日本では博物館などほとんど行ったことが無いので、日本に戻ったら、地域の歴史博物館を見て回ろうかと思ったりしています。また民族展示は、深圳の祭りや風習、その起源などが、やはりパノラマで展示されており、深圳が意外に地域性をかかえた多様な歴史を持つ土地だということが実感できる展示となっていて見ごたえがあります。 三星堆・金沙遺跡の主な展示物は下記の通り。他にも多数の展示物がありましたが、だいたい下記の、代表的な遺物は展示されていました。有名な2mくらいの祭司像と、黄金の仮面をつけた青銅像。 こちらは、幅2mはある巨大な縦目の仮面。 金沙遺跡の出土物は、小さな装身具がほとんどで、下記青銅像も10cm程度しかないのですが、造形は三星堆遺跡の遺物と非常に似ていて、金沙遺跡(前10世紀)と三星堆遺跡(前15世紀)の関連性を示唆するものとなっています。 これら仮面は、一つ一つ異なったものしか無いのかと思っていたのですが、実際にはl似たような仮面が多数出土されていたこともよくわかりました。 これだけの展示で、入館料無料。歴史など、あまり関心の無い人が多いのが普通とあっては、無料にでもしないと、皆訪れないということなのでしょうが、郷土愛教育育成を推進する政策としては、良い方法なのではないでしょうか。日本も、国粋的なものは行き過ぎだと思いますが、国と郷土を愛する公共博物館は、無料にし、国民教育を行うべきではないかとも思ったのでした(とはいえ、神話を歴史と一緒にするような愛国教育は反対ですが。。。)
by zae06141
| 2009-08-04 01:52
| 旅行・海外駐在関係
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