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「大秦帝国」という題名からして、どうせ始皇帝の統一の話でしょ、大した内容ではなさそう、と思って見始めてみたら、商鞅と孝公の話でした。意外に面白く、1/3ほどの第17集まで見てしまいました。
秦献公末期、魏国が秦に大敗したあたりから始まり、第10話あたりまでは面白くもなかったのですが、第11話で、孟子や申不害など、各国の論客と論戦するあたりから面白くなり(なんか孟子論破されてましたが)、百里奚の子孫百里揺と孝公が対面し、国外から人材を集めよ、との献策を受け、衛鞅が応募するあたりから話が動き出します。もったいぶった孝公との3度の面会を、3話に分けて引き伸ばすなど、冗長な感じは残りますが、、2人が寝食を忘れて文字通り3日3晩語り明かすところなど、言い伝えに忠実で、とりあえず正統派、戦国秦勃興ドラマとなっています。 第17話で衛鞅が客卿として事実上の宰相となり、人事改革と国政改革の推進を始めるわけですが、既得権益に守られた守旧派との争いには、どこでも見られる改革派と抵抗勢力の図式があるわけですが、「外国人に色々指図されたくない」という感覚は、これまで史書を読んでいるだけでは伝わってこなかった感覚であり、参考になりました。また、一時的に国威発揚しても、属人的である限り、一代限りのもので終わり、身分に限らず法による統治を行わない限り、長期的に長続きしない、という衛鞅の主張は、現在の中国行政を意識した演出とも感じられます。穆公時代の覇業に戻る名分で改革を提起しながら、「既に前代献公時代から穆公時代の覇業は復活していた」と主張する重臣に、「でも、穆公一代限りで、その後4代に渡って沈没してたでしょ」と返す論争もなかなか迫力があり、少なくとも17話までは、第一話以外、戦争場面が無いなど、殆ど対話劇であるにも関わらず、面白く見れました。 うれしいのが、都の雍の街並みや地方の山間の村、民家など、生活風景が色々と登場するところ。これは、囲碁楼閣。店内に、2階までの吹き抜けがあり、その壁に、重要な対局を表示する巨大な囲碁盤が掲げられ、棒で白と黒の表示を掲げて、店内の客に大局を見せる仕組み。衛鞅が、秦の将軍と、孝公の妹と会う場面として登場した。因みにここのお上も銀座のバーのママみたいな政治屋で、衛鞅と恋仲になる。 こちらは申不害の家 街並み① 重臣の邸宅 街並み② 重臣の邸宅近くの路地 街並み③ 宮殿から見た雍の街並 街並み④ 夜の繁華街 当時の村のトンネル。当時の村にトンネルなど作る発想や技術があったのか疑問ですが、珍しいので思わずキャプチャしてしまいました。 孝公と衛鞅の3度目の対面が行われた遊覧船。 映像は、ここなどにアップされています。第20集のリンクです。
by zae06141
| 2008-10-13 03:27
| 古代中国関係
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