古代世界の午後雑記


「古代世界の午後」更新履歴と雑記
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古代ローマ歴史映画『ブレンヌス~ローマの敵~』(1963年)

 7月に、京都大学学術出版会からリウィウスの『ローマ建国以来の歴史2 伝承から歴史へ(2)』が出版されています。本巻で扱われているガリア人のローマ占領事件を扱った映画が本作です。

 古代都市ローマは、前387年にガリア人の襲撃を受けて占領されて以降、後410年ゴート人に占領されるまでの797年間、外敵に占領され ることはありませんでした。これは、その前387年におきた占領事件を題材とした作品です。表題のブレンヌスとは、このときローマを占領したガリア人の首領の名前です。かなりニッチな主題ですが、製作年の1963年は、ローマ陥落1350周年であることから、1350周年記念という意味合いもあるのかも知れません。内容にご興味のある方はこちらをご覧ください

 この作品は、ブルガリア在住当時テレビでたまたま後半だけを見て以来、ずっと探していた作品です。途中の合戦や最後の格闘場面が記憶と同じなので、この作品で間違いないと思うのですが、ラストが少し違いました。テレビで見たラストは、最後、ローマ軍が全世界に進軍してゆく映像がオーバーラップし、本作で描かれた弱小時代のローマが、その後地中海世界の覇者となる、という解説が入って終わりました。恐らくブルガリアのテレビ局が独自に編集したものだったのかもしれません。他の作品という可能性も残りますが、取り合えず長年見たかった作品が見れた可能性が高いので、またひとつ人生の願いが叶った思いがしています。

 本作も以前ご紹介した『ビザンチン大襲撃』も、IMDbの映画紹介では、Adventureタグしかついておらず、今回Historyタグを追加しておいたのですが、最近歴史を題材としているにも関わらずHistoryタグのついていない1960年代のイタリアの peplum film(ソード・サンダル映画)を沢山発見しました。イタリアのペプラムフィルムのうち、比較的歴史映画といえそうなものが含まれているのは古代ローマものだけだと思っていたのですが、中世のイングランドやスペイン・中近東を舞台とした、イタリアと全然関係のない地域の作品も沢山製作されていることを知り驚きました。面白ければ何でもいいという姿勢、大好きです。取り合えず視聴してみて、(私の勝手な主観で)歴史映画といえそうな作品については、今後ご紹介していきたいと思います。

※サイトの「古代ローマ世界のリンク・書籍」の末尾に「古代末期」という項目を設け、古代末期(5-8世紀)を論じた書籍の紹介を追加しました。昨年、近年日本で多数出版されているローマ帝国衰亡論関連書籍をまとめて読んだこと(今年は更に、32年ぶりにチェインバース編『ローマ帝国の没落』(創文社/1973年)も再読)、今年年頭にプロコピウス『秘史』を読んだこと、西ゴート映画『アマーヤ』を見たことなどから、古代末期についての関心が高まってきたことが背景にあります。紹介している書籍や、この時代について読んでみたい書籍のポイントは、考古学成果を取り入れた研究であること、言語論的転回以降の史料論を取り入れていること、旧ローマ帝国領土全属州に関するもの、史料と解題・研究史と最近の研究動向・政治・経済・社会・文化など全体像描いていること、の4点です。もともと古代末期には学生時代から興味はあったのですが、当時はまだこれらの要件を満たす日本語文献は当時はほとんどなかったのでどうしようもなかったのですが、最近は、これらすべてを満たす書籍はないにしても、部分部分で要件を満たす書籍が結構出てきていることを知りました。6月末の時点では、今年は映画ばかり見て過ごしそうな感じでしたが、7月は急激に読書に回帰しました(リストに並べた書籍は、昔読んだもの、未読のもの、7-8月に読んだもの、図書館で一部参照したもの、など様々です)。

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# by zae06141 | 2016-10-16 00:09 | 古代ローマ・ビザンツ関係 | Comments(0)

歴史映画について ver2

 『古代世界の午後』というサイトを開始した2000年8月に、「歴史映画について」というこの記事を書きました(当時はサイトに掲載していた)。その記事の末尾に以下の内容を記載していました。

 【 ところで見てみたい映画ってありますよね。 誰か作ってくれないかなぁ、という映画。

「コンスタンティノープル陥落」やブルガリアのサムイルとバシレイオスの30年にわたる死闘を描いた伝記映画「バシレイオス2世」、ムガル帝国のバーブルーアクバルに至る大河物語。後漢時代西域を征服した班超の生涯、また前漢西域への使者張騫の冒険、エジプトイスラム史上唯一の女性スルタン、シャジャル =アッドゥルの生涯、以前この雑記でも書いた 赤羽亮「流砂伝説」の映画化、など沢山あります。 】

しかしこの15年の間に、「バシレイオス2世」以外は、ほとんど実現してしまったことがわかりました(該当映画は本記事末尾に記載)。それを受けてというわけではないのですが、歴史映画について別の角度から語ってみました。


【1】歴史映画について (2) 2016年9月版


 最近歴史映画のもつ意味について考えています。


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# by zae06141 | 2016-10-06 00:32 | その他の時代の歴史映画・ドラマ | Comments(0)

彼は帰ってくる、 でも私/あなたの為じゃない 映画『帰ってきたヒトラー』

 最も印象に残ったのは、ラスト近くのセリフ

”君に私を消すことはできない
私は君の一部なのだ
君たち全員の”

および、エンディングのひとつ前の歌カーチャ・エプシュタインの本作の原題でもある歌”Er Ist Wieder Da”(彼は帰って来る)の歌詞(オリジナルのドイツ語版の歌詞はこちら英語版テキストはこちら)の中のいちフレーズです。

”彼は戻ってくる でも私の為にじゃない*1”

 この映画には、うっかりしていると、ユダヤ人への感情を露にする部分と犬殺しさえしなければ、この人に任せてもいい、と思えてしまう部分があります。映画のヒトラーは真面目に現在のドイツの諸問題を解析し、人々に問いかけ、真摯にその解決を探る人物として描かれています。ひっかかるのは反ユダヤ感情や犬殺しと世界征服を口にする場面くらい。戦争や弾圧をしない、任期限定の独裁者なら歓迎、という風潮は実際ありそうです。しかし、本作においては、エンディングの歌詞で気づかされます。


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# by zae06141 | 2016-09-29 00:18 | 世界情勢・社会問題 | Comments(0)

普通という名のパノプティコン:村田沙耶香著『コンビニ人間』とドストエフスキー

 アマゾンレビューにもレビュー(こちら*1)を書いたのですが、書き切れない部分が多いのでこちらに追加を書くことにしました。この本は、内容自体も面白いのですが、読者の反応を読む方がもっと面白いという、そして賛否が「あちら側」「こちら側」「どっちでもないけど共感できる部分があります」の概ね三者に分かれているのが特徴的です。

*1 10/3 レビューの題名を変更しました。本作は、「普通という名のパノプティコン」を風刺した小説だと考えるようになった次第です。結局本記事の題名も変えました。

 私にとって小説や文学、映画は、基本的には、共感や感情移入というより、作者や監督の主張は何なのか?、この作品がヒットした社会的・心理的土壌は何なのか? という分析的な読み方をしてきたので、「登場人物に感情移入」という視点を意識するようになったのはここ数年のことです(「面白い・つまらない」はありました)。もちろんそれ以前に感情移入が無かったわけではないものの、個人的好き嫌いは二の次だと思っていたので、好き・嫌い、共感する・しないで書かれているレビューを読むと違和感を感じていたのですが、いつの間にか自分も、アマゾンレビューの「参考になった」「ならない」ボタンを、「共感した・しない」で押している場合があることを意識するようになりました。アマゾン・レビューも、「製品紹介・批評」という意味で理解していたので、できるだけポジション・トーク的なものは避けて製品紹介に徹しようと思っているものの、やはり限度はあります。本書は特に、好き・嫌いのレビューが目立つもので、この手の作品への言及はなるべく避けたいものの、実際読んでみたところ、分析的に解体できる部分もあるため、レビューを書いてしまいました。キーワードのひとつはドストエフスキーです。


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# by zae06141 | 2016-09-22 00:15 | 世界情勢・社会問題 | Comments(0)

歴史学方法論書籍:新版岩波講座世界歴史 第一巻『世界史へのアプローチ』

 第1巻は世界史の方法論を扱った書籍です。出版年である1998年当時の世界史史学の最新の方法論や問題意識が列挙されているといっていい書籍となっています。既に出版から18年たっているので、現在の歴史学の最新状況ではないとはいえ、本巻は、1990年代中盤の日本における世界史史学会の方法論や問題意識を知る歴史資料として捉えれば、今もって有用な書籍といえそうです。目次は以下の通りです。

   時代区分論 岸本美緒                   15
   地域区分論 -つくられる地域、こわされる値域 古田元夫 37
   世界史と日本史の可能性 -近代日本人の見た歴史のリアリティ 山内昌之 55
   社会史の視野 福井憲彦                 85
   自然環境と歴史学 -トータル・ヒストリを求めて 川北稔 109   
   ソーシャル・サイエンス・ヒストリィと歴史人口学 斎藤修 133
   ジェンダーとセクシュアリティ 本村凌二         159
   歴史の叙法 -過去と現在の接点- 鶴間和幸         187   
   史料とはなにか 杉山正明                 211
   コンピュータと歴史家 斎藤修               243
   歴史の知とアイデンティティ 樺山紘一           265

著者の専門分野を踏まえて内容・特徴を記載すると以下の通りです。


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# by zae06141 | 2016-09-15 00:12 | その他歴史関係 | Comments(0)

新版岩波講座世界歴史シリーズの目次 ver2

 岩波講座世界歴史シリーズは、バラバラな論文集の寄せ集め、というイメージがあったので、第七巻『ヨーロッパの誕生―4−10世紀』に感動するあまり他の巻にも良書があるのではないかと、ネットで目次を調べようとしたところ、節の題名まで含めた目次がみつからないことを知りました。そこで図書館で目次を調べてネットに掲載することにしました。岩波講座世界歴史シリーズは、山川出版社の世界歴史体系シリーズと並んで、研究史や(出版当事の)研究最前線の文献紹介の手引書として非常に有用です。更に執筆者の多くは、2000年代に入ってから単著を出している(本シリーズ出版当時の)中堅が多いことから、あまり知見のない時代や地域について、現在ベテランになっているであろう研究者をサーチするのにも役立ちそうです。目次には数ページ単位の節の題名まで記載されているため、章題だけではイメージしにくい内容が、よりイメージし易くなっていて、この点でも有用です。


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# by zae06141 | 2016-09-07 00:18 | その他歴史関係 | Comments(0)

最近(2016年夏頃)読んだ古代ローマと古代末期関連本

 今年前半はほとんど本を読まずに映画ばかり見ていたので、脳内の活字スペースに余裕ができたのか、6月後半以降スポンジが水を吸収するように集中力がでて本がどんどん読めています。地下鉄で2-3駅先で乗り換えという時でも一気に集中力がでてざくざく読めます。この好調がいつまで続くかわかりませんが、読める時にどんどん読んでしまおうと思っています。




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# by zae06141 | 2016-08-29 00:14 | 古代ローマ・ビザンツ関係 | Comments(0)

オリンピック歴代大会国別メダル獲得数上位15国と、日本の種目別メダル獲得数の一覧グラフ(2016年版)

※リオデジャネイロ・オリンピックの結果を追加しました。

 第二次世界大戦後の、歴代オリンピックでの国別メダル獲得数上位15国と、日本の種目別メダル獲得数の一覧グラフにリオデジャネイロオリンピックの結果を追加しました。

 出典は、2012年まではオリンピックの統計情報を集めたこちらのSports-Reference Oympic Sportsサイト、今回はリオデジャネイロ公式サイトです。


資料の共有と流用を容易にすることを目的に、表計算ソフトで作成しています。記事をDLしてお手元の表計算ソフトで読み込むことが可能(な筈)です。

上に紹介した統計情報サイト(Sports Reference)では、こちらの日本の歴代大会結果のページにあるように、CSVでの表示に切り替えられるようになっており、データの共有という意味で、非常に親切なつくりとなっていると思います。

 作成した国別データを眺めていると、いくつかの傾向が見て取れます。例えば

・参加国は、世界大戦直後は、戦前から引き続き帝国主義国家中心の参加
・その後、共産主義陣営が加わり、共産主義崩壊後は、経済力に応じた序列に近づいている
・日本は、高度経済成長期に合わせて順位が上昇したが、その後長期低落傾向にあり、最近少し歯止めがかかった

 日本の種目別を見ていると、柔道、水泳、体操、レスリング中心であることがよくわかります。前々から印象はありましたが、データを整理すると、特定の競技に深く依存している様子がよくわかります。旧共産陣営のように、国策で無理な選手養成までやってメダルを増やして欲しいとは思いませんが、やはり、1億もの人口を有する先進国としては、もう少し順位が上になってもいいのではないかなー、とも思ったりします。

 色々データを見ていて思ったのですが、イスラム圏のメダル獲得数は極端に低いですね。目立つのはイラン(前回2個が今回12個)とトルコ(前回8個、今5個)くらいで、エジプト、パキスタンといったあたりは、人口の割りに獲得数が非常に低い結果となっています。メダルと取ればいい、というわけでもなく、そこそこの参加者を出していただいていることからも、オリンピックの意義は達せられているとはいえ、少しさびしい限りです。あと、国力から見てインドも極端に少ないですね。

 これらのデータを見る限り、オリンピックは、欧米、アフリカ、ソ連圏、東アジア圏までは取り込むことに成功したと言えそうですが、イスラム圏とインドはまだこれからなのかと思うに至りました。

 ここ数回の大会では、ブルガリアとルーマニアの凋落が激しく、ブルガリアは、1988年には35個だったのが、2004年12個、2008年5個、今回2個となっています。ルーマニアは2000年で25個、2004年19個だったのが、2008年で8個、今年は9個。やはり、共産主義崩壊後の社会混乱が、選手の育成にも影響しているものと思われます。これも残念なことです。
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# by zae06141 | 2016-08-23 00:28 | 世界情勢・社会問題 | Comments(0)

漫画『トクサツガガガ』に見られるあるある

 最近『トクサツガガガ』(の第3巻まで)にハマっています。あるあるな話が多くてどっかでこの話をしたいのですが、同僚やトクサツガガガ関連掲示板やファンのブログなどで話をふろうとすれば、必然的に記事の内容も読むことになり、その後の巻のネタバレをされてしまいそうなのでできません(4巻以降つまらなくなった、という話をして相手の気を損ねてしまうことも懸念しています)。そこで、王様の耳はロバの耳であるブログで書くことにしました。

 この漫画は、特撮オタクが主人公です。特撮オタクの話には興味が無かったのですが、読んでみると、特撮に興味がなくても、特にオタクと呼ばれるような何かの趣味人でなくても、一般人の感覚でも「こういうことってあるよね~」という、あるあるネタが結構あり、間口の広い作品となっています。ただし4巻では特撮オタクに特化した感じとなっていて(あくまで私の印象)、Amazonレビューを読むと、それ以降ますます特撮読者向けになっているようで、現在4巻で足踏み状態ですが、少なくとも3巻までは傑作だと思います。

 私の感じたあるある、をどこかに書きたくてどうしようもなくなってしまったので書きます。


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# by zae06141 | 2016-08-22 00:24 | その他小説・映画関連 | Comments(0)

イラン製作社会派映画『クリムゾン・ゴールド』(2003年)とグローバリゼーション

『クリムゾン・ゴールド』(2003年)(英語字幕版DVD

 IMDbでミステリータグがついていたので視聴してみました。まったくミステリー要素はありませんでした。前回の記事が長文となってしまったのと、今回の記事も長文になってしまったので分割したものです。ついでに記事の論旨が殆どグローバリゼーションの話になってしまったので、題名も変更しました。

 本作は実際の事件に基づいた作品とのことで、アッバス・キアロスタミが脚本を書いておられます。日本未公開ですが、視聴している人の感想がいくつか日本語でネットにあがっていますのでストーリ詳細は検索してみてください。

 この作品はよくわかりませんでした。お金持ちとの格差に絶望した青年が自暴自棄になって銀行強盗した挙句自殺する話ですが、自殺するほどのことだろうか?というのが率直な感想です。金持ちといっても、20階建てくらいの高層マンションの上層3層を占める住宅に住む程度で、米国や湾岸諸国のセレブが所有しているような数十万坪の豪邸とかと比べると些細な程度です。まあ、マンションの(共用部分ではなく)自宅の中にプールがあるのはびっくりですが。


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# by zae06141 | 2016-08-15 00:40 | 北米西欧日以外のミステリー映画 | Comments(0)