古代世界の午後雑記


「古代世界の午後」更新履歴と雑記
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古代中世パフラヴィー語文書『ホスローと小姓』の食事と音楽に関する部分の翻訳

 サーサーン朝時代の食事はどのようなものだったのか、教育はどうだったのか、学校はあったのか? 庶民はどのように暮らしていたのか?などなど、サーサーン朝の生活風景でわからないことはまだまだ沢山あります。

 『ホスローと小姓』は、サーサーン朝末期(ホスロー1世か2世の時代)に書かれたと推測されているる小品で、中世パフラヴィー語版とアラビア語版が残っています。中世パフラヴィー語版は125行、アラビア語版も3頁しかありません。しかし、この小品には大変貴重な情報が掲載されています。

 1917年に出版された英訳書のリプリント版が2010年7月に出版されているのを見つけたので早速入手してみました(本書は、受注してから印刷する方式かも知れません。注文を出したのが今年の8月27日で、受け取った書籍の奥付けには8月30日と記され、更にインクが生乾きな感じで、新聞のようにインクで文字がぶれたりした箇所もありました)。

 その短さは予想していたものの、驚かされた点が多々あります。まさに、百聞は一見に如かずです。

・アラビア語版の存在。更にアラビア語版と若干内容に異同がある点
・楽器の情報があること。ペルシア古典音楽の解説CDに、ササン朝時代の楽器や音楽について、他で見たことの無いほど詳しい情報(といっても数行程度)があったので、その出典が気になっていたのですが、どうやら本書も、資料のうちのひとつらしいことがわかりました。
・食事の情報が他の情報と比べて多い
・小姓の身の上話なども僅かに触れられていて、当時の貴族階級の生活の一端が垣間見れる

などなど。本書のおかげで雑然とした情報の箇条書きでしかなかった『古代イランの生活』のページが漸く少しきれいにまとめられそうです。

 今回、『ホスローと小姓』の中世パフラヴィー語文書とアラビア語版の食事と音楽に関する部分を、英訳版から翻訳してみました。パフラヴィー語版は全体の3/4、アラビア語版は半分程の翻訳となります。ご興味のある方はこちらをご参照ください

 今回翻訳してみて思ったことがあります。パフラヴィー語(中世ペルシア語)版は非常に翻訳しにくいのです。勿論私の英語力の低さもありますが、アラビア語版は、まだ文章として読みやすく訳しやすい感じです。もしかしたら、これこそが、文学語として練りあがっていない言語の文章というものなのかも知れない、と思いました。ペルシア語は、近世ペルシア語になり、文学語として成立したとされていますが、もしかしたら今回訳した英語訳の文章が、文学語以前の中世パフラヴィー語の雰囲気を、実はよく伝えているのではないか、と思ったりした次第です。

 なお、青木健氏『ウラマー・イェ・イスラーム』 写本の蒐集と校訂』p309によると、パフラヴィー語書籍として、サーサーン朝時代の学校テキストに利用されたと思われる、学校に通う少年達への格言集『少年達の義務』というものもあるそうですが、残念ながら英訳版はなさそう。もし英訳版が出たら、是非読んでみたいと思います。
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by zae06141 | 2014-11-26 00:28 | 古代イラン関係 | Comments(0)

古代インドの国際文化都市ウッジャイニーの景観

 古代都市ウッジャイニーの景観をまとめてみました。企画としては、以前パータリプトラの遺構や文学作品に登場する描写を集めたものの(こちらの記事「千年の都パータリプトラ」))ウッジャイニー版です。Google Mapで遺跡の遺構を調べ、遺跡発掘報告書から遺跡の写真を集め、古代の文学作品の中でのウッジャイニーの描写の部分を抜き出してまとめたものです。

 ウッジャイニーは、4世紀の戯曲、古代サンスクリット文学において、市井の様子を扱ったほぼ唯一の戯曲『土の小車(ムリッチャ カティカー)』の舞台となっている都市で、グプタ朝の副都としてカーリダーサもウッジャイニーの宮廷に滞在し、西インドの中心都市、及びグプタ朝第二の都市として繁栄した国際文化都市だったようです。そういう都市なので、非常に興味があり、あまりインドに興味のない私ですが、遺跡さえあれば訪れてみたい、と思っている場所なのでした。今回調べてみて、訪問するほどの遺跡がないことがわかったのは残念ですが、現存するウッジャイニーの情報をほぼ集めることが出来て満足しています。

 ご興味のある方はこちらをご参照ください

ところで、京都国際ヒストリカ国際映画祭第6回が、12/6-12/14、京都文化博物館・京都みなみ会館で開催されるそうです。海外映画は知らないものばかりです。面白そうです。
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by zae06141 | 2014-11-14 00:07 | その他歴史関係 | Comments(0)