古代世界の午後雑記


「古代世界の午後」更新履歴と雑記
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カテゴリ:古代ローマ・ビザンツ関係( 25 )


古代中世の西洋女性史本の紹介

 今年3月頃カロリング朝時代の女性の著作『ドゥオダの遺訓書』を読み、西洋中世初期と西洋古代の女性著述家に興味がでたので調べようと思ったところ、日本語で出版されている西洋古代中性女性史の本が何冊か出ているものの、書評を見つけることができず、ざっと見ただけではあまり違いがわからなかったので、何冊か完読することになってしまいました。各書それぞれ長短があり、これ一冊でOKというような書籍がないため、それぞれについて要点を紹介することにしました。








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by zae06141 | 2017-06-17 00:06 | 古代ローマ・ビザンツ関係 | Comments(0)

村川 堅太郎著『羅馬大土地所有制』 の目次

村川 堅太郎(1907-1991年)著『羅馬大土地所有制』(1949年、日本評論社、社会構成史大系第二巻として発売)の目次がネット上になさそうなので、掲載します。

この書籍は現在絶版ですが、『村川堅太郎古代史論集〈3〉古典古代の社会と経済』(岩波書店、1987年)に収録されており、古代史論集の方は、定価6700円と高価ですが、古書は廉価で入手できます。第一部は八編の論文、第二部が「羅馬大土地所有制」です。以下『羅馬大土地所有制』の目次です。

第二部『羅馬大土地所有制』(181)
 第一篇 イタリアにおける大土地所有(183)
  一 序説(183)
  二 学説史的回顧と概念規定(197)
  三 ローマ農業論の記述(210)
  四 直営地の経営(221)
  五 小作制(241)
  六 大土地所有者の実例 -プリニウス書簡の研究-(254)
  七 社会構成上における大土地所有の位置(266)
  八 むすび(278)

 第二篇 属州における大土地所有(281)
  序(281)
  一 属州アフリカの皇帝領(283)
  二 その他の属州(308)
  附録一 シシリーにおける土地賃貸者(315)
  附録二 小作制についての史料(325)

日本評論者版は全150頁の薄い本です。本書は紙幅147頁にそのまま再録しています。1949年刊の『羅馬大土地所有制』は、「羅馬」と「ローマ」が混在しているものの、「羅馬」以外は基本カタカナが利用されていて読みやすく、1987年の論集では、タイトル以外は全部カタカナに修正されているので更に読みやすくなっています。
 まだ考古学の知見が文献史学に導入される以前の、古典文献史学の範囲内の研究ですが、その範囲をまとめた研究という前提ならば今もって基本文献を用いた入門書として有用な基礎研究といえるのではないかとの印象を持ちました。

 第二篇の第二章はガリアの農業を扱っていて、当時知られた文献史料で出来る限り各地の特徴を描き出そうとしています。プリニウスの書簡がイタリア半島の史料として活用されており、新保良明氏『古代ローマの帝国官僚と行政-小さな政府と都市』(2016年、ミネルヴァ書房)と並んで、退屈で一部流し読みしていた『プリニウス書簡集』を面白く読めそうな気にさせられる書籍でした。『プリニウス書簡集』、近いうちに完読したいと思うようになりました。

 論集のあとがきで『羅馬大土地所有制』について述べている箇所が面白かったです。

 「幸か不幸かこの問題に関する拙稿は、このソ連・東欧諸国を含めてのヨーロッパでの社会経済史の大隆盛、尽くることなき甲論乙駁より前に戦前の乏しい文献をたよりに、いとも無邪気に書かれたものであった。いわば石器時代の遺物のごとく、磨きをかけてもどうにもならないし、磨くためには無限の労力を要する」(332頁)

その後の出土金石文や考古学発掘で、村川氏が本書で描いた結論は修正されているのかも知れません。しかし、氏の以下の方針は、現在でも有用な姿勢だと思う次第です。

「ローマ帝国の広さを忘れて、一口に「ローマのラティフンディウム」を云々することはまったく無意味である(中略)本編は遺憾ながら二世紀頃までと時代を限定せざるを得なかった。(中略)本来ならばイタリアの何倍かの紙幅を要すべき属州の記述をあたかも附録の如くに扱わざるを得なかったことを読者にお詫びする」(p280)

※帝政前期エジプトの土地所有制については一橋論叢1951年6月号掲載の渡辺金一論説『USIAKOI MISTHOTAIについて : 羅馬帝制期に於ける属州埃及所在皇帝御料地(usiai)経営の一側面』があり、ヒスパニアについては、馬場典明「3-4世紀のバエティカにおける果樹栽培ウィラの構造的変化 」(『史学論叢』(別府大)30 2000年)、小アジアについては、坂口 明 「2世紀~3世紀前半における小アジア皇帝領の農民 」(『西洋古典学研究』36 1988年)、同「 小アジアにおけるローマ皇帝領の管理組織 」(『研究紀要』(日大・人文研)37 1989年)、シリアについては、渡辺金一「ローマ領シリアにおけるオリーヴ・プランテーション村落の興廃」(中世ローマ帝国―世界史を見直す (岩波新書 黄版 124)、1980年)などがあり、いろいろ集めると、日本語文献だけでもローマ帝国全領土の農業や土地所有の様子の情報があるていど集まりそうです。

※※なお、本論文集に掲載されている六章は、『エリュトゥラー海案内記(中公文庫)』にも収録されています。

六章『「エリュトラ海案内記」に見えたる紀元一世紀の南海貿易』
 一 エリュトラ海案内記
 二 ローマ「帝政期」初期における南海貿易の進展
 三 案内記の記述範囲と作者の航跡
 四 各輸出入品。貿易品の概観
 五 貿易の形態についての一、二の考察
 六 結語

以上の内容は、『エリュトラ海案内記(中公文庫)』では序章に収録されていますが、一部文庫版だけにしかない節もあります(以下文庫版の序説の目次)。

序説
 一 エリュトラ海案内記
 二 校訂本並びに訳注書(上記六章では収録されていない)
 三 本書の作者と成立年代 (上記六章では第一節の後半となっている)
 四 ローマ「帝政期」初期における南海貿易の進展
 五 案内記の記述範囲と作者の航跡
 六 各輸出入品。貿易品の概観
 七 貿易の形態についての一、二の考察
 八 結語


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by zae06141 | 2017-02-25 00:05 | 古代ローマ・ビザンツ関係 | Comments(0)

最近(2016年末-2017年冬頃)読んだ古代ローマ関連書籍(2)

前回の続きです。

6)『アグリコラ・ゲルマニア』

「彼らは破壊と、殺戮と、略奪を偽って『支配』と呼び、荒涼たる世界を作り上げたとき、それをごまかして『平和』と名づける」

あちこちで引用されているタキトゥス『アグリコラ』の有名な一節ですが、高校時代に出会って以来、いづれは全文を読みたいと思いつつなかなか機会がないまま今に至っていたのですが、最近のベストセラー『サピンス全史(上)』(p239)に引用されていたことがきっかけで、読むことにしました。


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by zae06141 | 2017-02-18 00:07 | 古代ローマ・ビザンツ関係 | Comments(0)

最近(2016年末-2017年冬頃)読んだ古代ローマ関連書籍(1)

結構な長文となってしまったので2回に分割しました。

 昨年8月末、「最近(2016年夏頃)読んだ古代ローマと古代末期関連本」 という記事を書き、『秘史』の翻訳や、山川リブレット『背教者ユリアヌス』、西ゴート映画『アマーヤ』により、古代末期の興味が戻ってきたと記載しました。その後割りと直ぐに、大清水裕著『ディオクレティアヌス時代のローマ帝国』(感想)が読了でき、特に後期ローマ帝国(3-7世紀)の行政/経済/社会/言語状況等を、地域毎に知りたい、という欲求が高まり、関連書籍や論説などを順番に消化しているところです。


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by zae06141 | 2017-02-11 00:06 | 古代ローマ・ビザンツ関係 | Comments(0)

後期ローマ帝国の爵位 ver2

 昨年大清水裕著『ディオクレティアヌス時代のローマ帝国』を読み、後期ローマ帝国の爵位について繰り返し言及されていたことに興味が出たので、少し調べてみました。

 この背景には、ビザンツ時代(7世紀以降)では爵位が重要視され、官職売買の目安となっているものの、それがいつ・どのように、帝政ローマの制度から発展・移行したのか、がよくわからず、かねてからの疑問だったからです。今回調べた後期ローマ帝国の4世紀初頭前後と4世紀末の間では、以下のように変化しています。なお、日本語の爵位名称とギリシア語名は、豊田浩志著『キリスト教の発展とローマ帝国』(南窓社、1994年(p80))に記載されているものを、爵位の語訳は、Matthew Bunson著『Encyclopedia of the Roman Empire』(Facts on File,1994年(p608)を利用しました。


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by zae06141 | 2017-01-30 00:34 | 古代ローマ・ビザンツ関係 | Comments(0)

A.H.M Jones著『The Later Roman Empire 284-602(後期ローマ帝国 284-602年)』前半がパブリック・ドメインとして公開されているようです

 後期ローマ帝国の行政制度研究の古典的名著とされるArnold Hugh Martin Jones (1904–70年)の『The Later Roman Empire, 284–602: A Social, Economic and Administrative Survey』(1964年)がネットで公開されているのを見つけました。第一巻はパプリック・ドメインを掲載するInternet Archive(archive.org)にも掲載されているので、ひょっとしたらパブリック・ドメインなのかも知れません。


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by zae06141 | 2017-01-20 00:08 | 古代ローマ・ビザンツ関係 | Comments(0)

古代ローマ歴史映画『ブレンヌス~ローマの敵~』(1963年)

 7月に、京都大学学術出版会からリウィウスの『ローマ建国以来の歴史2 伝承から歴史へ(2)』が出版されています。本巻で扱われているガリア人のローマ占領事件を扱った映画が本作です。

 古代都市ローマは、前387年にガリア人の襲撃を受けて占領されて以降、後410年ゴート人に占領されるまでの797年間、外敵に占領され ることはありませんでした。これは、その前387年におきた占領事件を題材とした作品です。表題のブレンヌスとは、このときローマを占領したガリア人の首領の名前です。かなりニッチな主題ですが、製作年の1963年は、ローマ陥落1350周年であることから、1350周年記念という意味合いもあるのかも知れません。内容にご興味のある方はこちらをご覧ください

 この作品は、ブルガリア在住当時テレビでたまたま後半だけを見て以来、ずっと探していた作品です。途中の合戦や最後の格闘場面が記憶と同じなので、この作品で間違いないと思うのですが、ラストが少し違いました。テレビで見たラストは、最後、ローマ軍が全世界に進軍してゆく映像がオーバーラップし、本作で描かれた弱小時代のローマが、その後地中海世界の覇者となる、という解説が入って終わりました。恐らくブルガリアのテレビ局が独自に編集したものだったのかもしれません。他の作品という可能性も残りますが、取り合えず長年見たかった作品が見れた可能性が高いので、またひとつ人生の願いが叶った思いがしています。

 本作も以前ご紹介した『ビザンチン大襲撃』も、IMDbの映画紹介では、Adventureタグしかついておらず、今回Historyタグを追加しておいたのですが、最近歴史を題材としているにも関わらずHistoryタグのついていない1960年代のイタリアの peplum film(ソード・サンダル映画)を沢山発見しました。イタリアのペプラムフィルムのうち、比較的歴史映画といえそうなものが含まれているのは古代ローマものだけだと思っていたのですが、中世のイングランドやスペイン・中近東を舞台とした、イタリアと全然関係のない地域の作品も沢山製作されていることを知り驚きました。面白ければ何でもいいという姿勢、大好きです。取り合えず視聴してみて、(私の勝手な主観で)歴史映画といえそうな作品については、今後ご紹介していきたいと思います。

※サイトの「古代ローマ世界のリンク・書籍」の末尾に「古代末期」という項目を設け、古代末期(5-8世紀)を論じた書籍の紹介を追加しました。昨年、近年日本で多数出版されているローマ帝国衰亡論関連書籍をまとめて読んだこと(今年は更に、32年ぶりにチェインバース編『ローマ帝国の没落』(創文社/1973年)も再読)、今年年頭にプロコピウス『秘史』を読んだこと、西ゴート映画『アマーヤ』を見たことなどから、古代末期についての関心が高まってきたことが背景にあります。紹介している書籍や、この時代について読んでみたい書籍のポイントは、考古学成果を取り入れた研究であること、言語論的転回以降の史料論を取り入れていること、旧ローマ帝国領土全属州に関するもの、史料と解題・研究史と最近の研究動向・政治・経済・社会・文化など全体像描いていること、の4点です。もともと古代末期には学生時代から興味はあったのですが、当時はまだこれらの要件を満たす日本語文献は当時はほとんどなかったのでどうしようもなかったのですが、最近は、これらすべてを満たす書籍はないにしても、部分部分で要件を満たす書籍が結構出てきていることを知りました。6月末の時点では、今年は映画ばかり見て過ごしそうな感じでしたが、7月は急激に読書に回帰しました(リストに並べた書籍は、昔読んだもの、未読のもの、7-8月に読んだもの、図書館で一部参照したもの、など様々です)。

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by zae06141 | 2016-10-16 00:09 | 古代ローマ・ビザンツ関係 | Comments(0)

最近(2016年夏頃)読んだ古代ローマと古代末期関連本

 今年前半はほとんど本を読まずに映画ばかり見ていたので、脳内の活字スペースに余裕ができたのか、6月後半以降スポンジが水を吸収するように集中力がでて本がどんどん読めています。地下鉄で2-3駅先で乗り換えという時でも一気に集中力がでてざくざく読めます。この好調がいつまで続くかわかりませんが、読める時にどんどん読んでしまおうと思っています。




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by zae06141 | 2016-08-29 00:14 | 古代ローマ・ビザンツ関係 | Comments(0)

古代ローマ・中世イタリア歴史映画『ビザンチン大襲撃』(1961年)

 1961年イタリア製作。原題『ロザムンドとアルボイーナ』。1962年日本公開時の題名は『ビザンチン大襲撃』となっていて、東ゴート王国にベリサリオ ス率いるビザンツ軍が大襲撃をかけるのかと思ってしまうような題名ですが、まったくそんな内容ではありません。ビザンツ軍は登場 しないし、ビザンツ人も使節と兵士数名しか登場しません。ビザンツ帝国は陰謀を働きかける背景として登場しているだけで、物語は、ゲピド王国と、それを滅ぼしたランゴバルド族の話です。そういう話である上に、製作された1961年イタリアという点をみるに、マイナー過ぎて時代考証も適当そうだし、いかにもソード・サンダル的な原題(『ロザムンドとアルボイン』)なのであまり興味がなかったのですが、今年はじめ『秘史』を読み、ユスティニアヌス時代に関心が向いていたことと、最近西ゴート末期映画『アマーヤ』を思潮したことから、なんとなく6-8世紀くらいのビザンツや東ゴート、ランゴバルドなどが登場しているかも、と思い視てみました。意外に時代考証がしっかりしている感じで、しかも(史実とされている史料)によると、映画のラストは結構ブラックにも解釈でき、そういう意味でも楽しめました。ご興味のある方はこちらをご覧ください
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by zae06141 | 2016-06-02 00:32 | 古代ローマ・ビザンツ関係 | Comments(0)

中世チェコ・ビザンツ歴史ドラマ『キリルとメトディオス~スラヴの使徒~』(2013年)

  2013年チェコ・ロシア・スロヴァキア・スロヴェニア製作のテレビドラマ。一 話52分全4話。全編を105分にまとめた映画版もあります。9世紀に、古代スラヴ族にキリスト教を布教したキリスト教の聖 人キリルとメトディオス兄弟の伝記作品です。モラヴィア布教1150周年記念作品として製作されたとのことです。弟のキ リル(827-869年)は本名コンスタンティノスで、臨終直前に付けられた修道氏名がキリル、兄メ トディウス(815-885年)は本名ミカエルで、修道士になった頃に付けられた修道士名がメトディウス。キリ ルは、世界史的な知名度としては、現在のロシア・ブルガリア・セルビア・カザフ・モンゴルなどで使われているキリル文字の 「キリル」の語源となった人物として有名ですが、スラブ圏では、スラブ民族向けの文字を創作し、聖書のスラヴ語訳やスラヴ式 典礼を導入し、スラヴ族にキリスト教を布教した人物として重要です。彼らは、キエフ公国成立直前のロシアやアッバー ス朝、中世チェコ王国成立直前のチェコ、更に東フランク王国やローマなど、当時の東ヨーロッパや東地中海世界を訪問し、幅広 く活動しており、近代の国民国家史観では見えにくい当時のキリスト教世界の世界情勢を垣間見せてくれる存在です。日本では、 9世紀のヨーロッパといえば、フランク王国中心の見方が一般的だと思われますが、9世紀は、7-8世紀の危機から立ち直った ビザンツ帝国が、周囲に積極的な影響を与え始め、フランク王国と中東欧ヨーロッパへのキリスト教布教合戦を繰り広げた時代で あり、キリルとメトディウスは、そうした時代の趨勢を体現した人物です。

 キリルについては、1983年のブルガリア製作の映画『哲学者コンスタンティン』というドラマ、及びドラマを編集した映 画がありますが、ブルガリア版は、一部史実に基づいているものの、史実とは言いがたい「聖人伝」の映画化のような内容と なっていて、しかもかなり前衛的な展開となっています。これと比べると、2013年の本チェコ版は、普通の歴史映画として見 れます。ご興味のある方はこちらをご覧ください。

 今年もなんとかクリスマスと関連のある記事にすることができました。

※キリル・メトディオスのハザール布教も関連する『ハザール辞典』文庫版が11月にでてます。
※※以前こちらの記事でご紹介した、中世英国とイランの歴史映画『千年医師物語』が、来年1月16日から日本で公開されます(公式サイトはこちら)。
※※※プロコピオス『秘史』ジュンク堂で面陳列されていましたが、売れているようで、私が購入した時は棚には2冊しかありませんでした。この様子からすると、京都大学学術出版会西洋古典叢書としては比較的売れている模様。
※※※※山川世界史リブレット南川高志著『ユリアヌス』が先日でましたが、これは、恐らく雑誌『思想』2011年10月号に掲載された南川氏のエッセイ「思想の言葉 歴史像の構築のために--歴史学の研究者にできること」がベースにあるのではないかと思います。この記事は短文ですが、著者が、大学時代辻邦生『背教者ユリアヌス』を読み著者のユリアヌス像の形成に大きな影響を受けたこと、しかし近年の研究の進展は、もはや辻のユリアヌス像はかなわぬものとなっていることを、寂しさとともに学者として前向き受け入れる、という心情を、郷愁と感慨を込めて語ったものです。短文ながら強く心に残るものがありました。このリブレットにも、同様のコメントが入るような気がしています(が、ざっと確認したところ、そのような文言はなさそうで残念)。このリブレットが売れたら、アンミアヌス・マルケリヌスの『歴史』が京都大学学術出版会から西洋古典叢書として翻訳されるという算段もあるのかもしれません。マルケリヌスの邦訳にご興味のある方は、リブレット『ユリアヌス』是非買いましょう。
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by zae06141 | 2015-12-24 00:41 | 古代ローマ・ビザンツ関係 | Comments(0)