古代世界の午後雑記


「古代世界の午後」更新履歴と雑記
by Solaris1
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カテゴリ:その他小説・映画関連( 19 )


2016年面白かった書籍・映画などベスト10

今年は好調でした。今年前半は、本を殆ど読まなかったかわりに、多数の映画を視聴しました。6月中に70本に達し、学生時代以来の年間150本も達成しそうな勢いでしたが、6月後半から急激に読書に回帰し、結局100本にも届きませんでした。一方今年後半、読書はざくざく進んで終わってみれば例年並みとなりました。昨年の不作が嘘のように今年は面白い本を読めました(昨年が酷かっただけで例年並みに戻っただけですが、、)。




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by zae06141 | 2016-12-31 12:06 | その他小説・映画関連 | Comments(0)

漫画『トクサツガガガ』に見られるあるある

 最近『トクサツガガガ』(の第3巻まで)にハマっています。あるあるな話が多くてどっかでこの話をしたいのですが、同僚やトクサツガガガ関連掲示板やファンのブログなどで話をふろうとすれば、必然的に記事の内容も読むことになり、その後の巻のネタバレをされてしまいそうなのでできません(4巻以降つまらなくなった、という話をして相手の気を損ねてしまうことも懸念しています)。そこで、王様の耳はロバの耳であるブログで書くことにしました。

 この漫画は、特撮オタクが主人公です。特撮オタクの話には興味が無かったのですが、読んでみると、特撮に興味がなくても、特にオタクと呼ばれるような何かの趣味人でなくても、一般人の感覚でも「こういうことってあるよね~」という、あるあるネタが結構あり、間口の広い作品となっています。ただし4巻では特撮オタクに特化した感じとなっていて(あくまで私の印象)、Amazonレビューを読むと、それ以降ますます特撮読者向けになっているようで、現在4巻で足踏み状態ですが、少なくとも3巻までは傑作だと思います。

 私の感じたあるある、をどこかに書きたくてどうしようもなくなってしまったので書きます。


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by zae06141 | 2016-08-22 00:24 | その他小説・映画関連 | Comments(0)

2016年前半に視聴した中東などのミステリー・犯罪・社会派映画短評

 前回に続き、今回も、北米西欧以外のミステリー映画を探索していて見ることになった社会派映画です。2本だけ日本未公開作品がありますが、他は公開作品です。『瞳の奥の秘密』はミステリー映画といえなくもありませんが、私には恋愛・社会派映画でした。

トルコ映画
 『昔々アナトリアで』
アルメニア映画
 『アララトの聖母』『消えた声が、その名を呼ぶ』『Mayrig』
アフガニスタン映画
 『アフガン零年』『午後の五時』
イラン映画
 『クリムゾン・ゴールド』『ギャベ』『風の絨毯』
エジプト小説
 『田舎検事の手記』
フィリピン映画
 『メトロマニラ』
中国
 『薄氷の殺人』
アルゼンチン
 『瞳の奥の秘密』
メキシコ
 『メキシコ 地獄の抗争』
SF映画
 『エクス・マキナ』


詳細は以下
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by zae06141 | 2016-08-05 00:14 | その他小説・映画関連 | Comments(0)

2016年前半に視聴したインドの犯罪・社会派・SF映画短評

※オスマン朝歴史映画『Fetih 1453』新宿トルコ文化センターで8/6(土)上映
 定員40名:申し込み締め切りは8/5 18:00時(金):申し込みはこちらから

 米国大統領選挙ではクリントン氏の指名が決まり、トランプ氏VSクリントン氏になりましたが、この展開は、個人的にどうしても映画『おとなのけんか』を連想してしまいます。 クリストフ・ヴァルツはトランプ氏で、ジョディ・フォスターとケイト・ウィンスレットを足して二で割ったのがヒラリー氏。この映画については、ヴァルツ夫妻が共和党、ジョディ夫妻が民主党を象徴している、という意見が散見されますが、私の印象は、ガチの民主党はジョディ・共和党はヴァルツだけで、ウィンスレットは基本共和党だけと、女性である点で場合によっては民主に投票することもある、ジョディの夫は基本民主党だけど、候補によっては共和党に入れるタイプのような感じです。いづれにせよまだ未見の人は、トランプVSクリントンが決まった今、この映画を見ると面白いかも知れません。

 今年は映画を沢山見ています。6月までの前半で既に70本に達していて、学生時代でさえ2度しか達成していない年間150本もいけそうな勢いでした。その分本(漫画も)は全然読めていなかったのですが、6月後半から本にシフトし始め、7月に見た映画は今のところ1本に激減したのに対して、本は『図説シルクロード文化史』『仏典はどう漢訳されたのか―スートラが経典になるとき』など手応えのある書籍を読みました。今年後半は当初のペースと異なってきているので、映画年間100本さえ越えないかも知れません。今回は、今年前半みたミステリー映画を漁って視聴した作品群の紹介です。

 今年は基本的に、”北米西欧以外のミステリー映画”の探索と紹介がテーマなのですが(歴史作品も結構見てますけど)、ミステリー映画というコメントがついていても、実際視聴してみると犯罪映画だったり、社会問題を描いた映画だったりするので、視聴してみないことには、その映画がミステリー映画かどうかわからないものが沢山あります。このへんの事情は、歴史映画の探索において、時代劇や、衣装だけ歴史っぽいファンタジーものが紛れ込んできてしまうのと似たようなものがあります。

 そういうわけで、結果的にミステリーでもなんでもないアフガニスタンやアルメニアの社会派映画などを何本も視聴してしまうことになってしまいました。視聴した映画のうち、日本語情報が殆ど無いものについては、既にブログ記事で紹介してきましたが、そうでないものは、この記事で一括して短評で紹介することにしました。

 今回はインド映画、次回は中東その他地域の映画の紹介と感想です。


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by zae06141 | 2016-07-27 00:10 | その他小説・映画関連 | Comments(0)

名誉殺人映画:トルコ映画『Bliss』、インド映画『Nh10』等

 トルコとインドの名誉殺人映画の紹介と感想です。

 本当は、この手の社会問題を扱った映画は見たくはないのです。映像の力は圧倒的で、洗脳させられてしまう威力があるからです。専門書の場合、いくらイデオロギーに偏った書籍であっても、まともな書籍なら巻末に参考文献があり、それを辿っていけば、必ず異なった視点・まったく正反対の視点から書かれた書籍や論文に行き着けるからです。映画(ドキュメンタリーも同じですが)の場合、エンド・クレジットに参考文献が表示されるわけではないので、実態はどうなのか、は結局書籍や論文、調査報告書などをあたるところからはじめなくてはなりません。

 というわけで名誉殺人に限らず、突っ込んで調べる気構えの無い社会問題については、それをテーマとした映画はあまり見ないようにしてきたのですが、IMDbでミステリータグがついているお陰で、見る羽目に陥ってしまいました。ネットで「名誉の殺人」とされている作品も、意外に扱い方が様々であることもわかり、そのあたりの解説もあった方がいいかな、と思い、本記事を書くことにした次第です。





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by zae06141 | 2016-07-03 00:14 | その他小説・映画関連 | Comments(0)

2015年面白かった書籍と映画と役に立った書籍など

 毎年やっている一年間の読書・映画の紹介記事の目的は、ロングテールです。面白かったり役に立った映画や書籍で、あまりネットでも情報のない作品を紹介することが主目的なわけです。マイナーな本や映画が誰かの目にとまって、少しでもご参考になるなり、あわよくば出版社や製作者の売上に貢献し、今後のマイナー業界維持の回転資金になれば、などという意図があったりしているわけです。しかし昨年はまったく不作でした。2014年を回顧した昨年の記事では、「今年は並べてみても、あまりめぼしいものがありません。今年はこの記事をやめようかとも思ったのですが」などと書いていましたが、昨年は更に不作となりました。読んだ本は20冊、観た映画は30本と、例年の半分くらいしかないこともありますが、少ない割りに良作も多かった昨年と比べると、今年はことごとく外れ(映画の本数が減った分、漫画が増えてますが)。金曜の夜に大規模書店でみつけてたまたま購入した新刊書が、大変面白くて興奮し、その晩ファミレスで一気読み、なんていう至福のパターンは1度だけでした(面白そう、と購入した本はあったのですが、自宅最寄の駅につくまでにつまらないことが判明してしまい、直帰してしまう、というパターンが多かった)。とはいえ、ご紹介したい書籍がないわけではないので、書いてみました(以下more)。


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by zae06141 | 2016-01-08 00:05 | その他小説・映画関連 | Comments(0)

2014年、面白かった書籍と映画

  最近の大手書店の人文学系書籍・ビジネス本売り場はピケティ一色という感じですね。グローバリゼーションか、反グローバリゼーションか(世界経済のトリレンマ論も含め)、と混迷を極めていた欧米日論壇を土台から揺さぶり、方向性を変えてしまいそうなくらいインパクトがありそうな印象を受けます。中国でも翻訳が出そうな気がしますが、イスラム圏ではどうなのでしょうか。議論や研究が深まり、データが精査され、世界的に新たな方向性が見えてくると嬉しいですね。

 さて、今年の回顧です。今年は映画を殆ど見ませんでした。全部合わせても20本程度でしょうか。サウジ・アラビアのドラマ『ウマル』や『インドの発見』は1本45分くらいの連続ドラマなので、これらドラマを2本で映画一本分と換算すれば、映画30本分くらいにはなるので、合計すれば50本相当と、一応のところ、例年とあまり変わらない数にはなりますが、今年は並べてみても、あまりめぼしいものがありません。今年はこの記事をやめようかとも思ったのですが、取り合えずここ数年の習慣でもあるので作成してみました(以下more)

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by zae06141 | 2014-12-30 00:00 | その他小説・映画関連 | Comments(6)

世界で150億の興行収入のあった映画『47 Ronin』は何が悪かったのか

 1994年当時、『ターミネーター2』が公開された時、予算の100億という数字に驚いたものです。1997年の『タイタニック』は予算200億という数字に呆然としました。しかし近年のハリウッド大作映画では、100億円の予算は月並みになってしまっています。米国や先進国だけではなく、グローバルでの興行収入を想定してマーケティングをやっているのだろうな~。いったいどういう地域売上比率になっているのだろうか。とこの半年くらい漠然と考えていました。一方、今月、昨年末に公開され大コケしたと評判の悪かった映画『47 Ronin』の興行収入が150億を突破しました。ロシアでは、過去ロシアで上映された歴代映画ベスト48位(本日現在。ロシア映画と海外映画含む。出典はこちらのロシアのサイトのランキング表)に入る興行収入を上げたとのことで、「日本でヒットしないのは仕方ないとしても、『47Ronin』自体は本当に駄作なのか」「宣伝やマーケティングに問題があったのではないか」などと若干興味が出できました。4月上旬のフランスでの公開を最後に世界各国でのロードショー公開が終了したので、この数値に基づいて、グローバル映画の売上地域構成の分析みたいなものをしてみました。売上数値は映画売上統計サイトBox Office Mojoのものを利用しています(以下more)。

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by zae06141 | 2014-04-29 00:34 | その他小説・映画関連 | Comments(0)

2013年昨年読んだ書籍と観た映画ベスト10

 昨年見た映画と読んだ書籍のベスト10です。

【書籍】

1.Sassanian Pars(感想
2.Decline of Iranshahr(感想)
3.比較経済発展論、中国経済史(感想
4.ニーティサーラ(感想
5.ペルシア王スレイマーンの戴冠(感想
6.タックスヘイブンの闇
7.聖書考古学
8.イタリア語の歴史(感想)、アラビア語の歴史古代文字の解読
9.ガラスが語る古代東アジア(感想
10.ジハードの町タルスース(感想
11.漢代物質文化資料図説中国古代建筑史 (第1卷):原始社会、夏、商、周、秦、漢建筑、中国墓室壁画全集1:漢魏晋南北朝(紹介記事
12.ハリウッド100年のアラブ―魔法のランプからテロリストまで、冒険商人シャルダン(感想

11.の漢代書籍は、資料集なので、読んだわけではありませんが、非常に役に立った書籍なので挙げました。古代ローマの建築や日常雑貨などは日本でも様々な書籍が出ていますが、古代ローマの文物本に匹敵するような詳細な漢代文物の書籍を求めていたので、この三冊、特に「漢代物質文化資料図説」は役に立ちました。写真が無く、すべて遺物のイラストなので価格が安く抑えられています。出典が記載されているので、写真はネットで検索すればよく、お買い得です。


【映画】

1.ロペ (16世紀スペイン:日本未公開)
2.タンロンの歌姫 (18世紀ベトナム:福岡映画祭にて公開)
3.ヤズダギルドの死(7世紀イラン:日本未公開)
4.オルダ(14世紀ロシア)

5.blue bird(近未来SF)
6.監禁探偵(感想
7.聖アウグスティヌス(3-4世紀ローマ:日本未公開)
8.ザ・パージ(近未来SF:日本未公開)
9.スリーキングス
10.O.E.D. 証明終了(NHKのテレビドラマ)

 最後の「O.E.D.証明終了」は、漫画原作との比較という点から辛い評価が多いようですが、私は原作漫画を読んだことが無かったので、楽しめました。昔のNHKの少年ドラマシリーズの雰囲気を出そうと意図した演出・脚本となっていたように思え、レトロ感が良かった。「スリーキングス」は随分前の作品ですが、コメディだと思い込んでいて、見始めた時もコメディだと思ってみ初めたので、ちょっと驚きました。

 歴史映画は、他にフィンランド映画「サウナ」(未公開)、ポルトガル映画「ミステリーズ 運命のリスボン」、デンマーク映画「ロイヤル・アファイア」が印象に残っています。ただ、ミステリーズは歴史映画というよりも、南米の幻想文学の舞台を19世紀ポルトガルに持ってきただけという感じで、監督のラウル・ルイスはチリ出身ということで納得できました。本作は、公開時見にいきたいと考えたものの、4時間27分という長さに尻込みしてし行かずに終わったものです。レンタルで見て正解だったかも。映画館なら寝ていたかも。18世紀末のデンマーク王室を描いた「ロイヤル・アファイア」は、あまり知らない地域・時代なので、興味深く、美しい映像・リアルな衣装、俳優達の演技も良かったのですが、肖像画では美男の筈の宰相イメージとワイルドな感じの俳優さんのイメージが違いすぎてあまり入り込めませんでした。あまり期待してはいなかったものの、がっかりしたのが、項羽と劉邦を題材とした「鴻門宴 (2011)」と「王の盛宴(The last supper:邦題(予):項羽と劉邦 鴻門の会:2012)」。どういうわけか中国で二年連続同じ題材の映画が。ひととおりメジャーな題材の映像化が終わってしまうと、同じ題材で調理方法を変える方向にいってしまうのは仕方がありませんが、まだまだ中国史上における映画になる題材は多いと思うので、もう少し正攻法の違った時代の映画を期待したいところです。今年は19世紀スペインに舞台をとった「ブランカニエベス」を観る予定。

 昨年は近年のSF映画を結構見た気がします。「オブリビオン(感想)」、「ワールドウォーZ」、「ロックアウト」、「パシフィックリム」、「ニーチェの馬」、少し古いですが「遊星からの物体X ファーストコンタクト」、「ハード・リベンジ・ミリー」、かなり古いですが「クローン・オブ・エイダ」が良かった。勢い余って「アトランティック・リム」まで見てしまいました。「ワールドウォーZ」を見て、諸星大二郎の手塚賞受賞作「生物都市」の実写映画化をしてみても面白いのでは、と思いました。一方、映画館に行こうと思っていて逃してレンタルで見た「カレ・ブラン」は思い切り期待外れ。「タイム」も期待外れでした。同監督の「ガタカ」と比べてあまりの退行ぶりに、「ガタカ」と製作年が逆なのでは?と思ってしまった程。

 「blue bird」は静かに訪れる人類の終末を描いている小品。結構気に入りました。「人類の終末」という設定には、何故か海辺が似合うというイメージがあります。「渚にて」やバラードの小説「終着の浜辺」などにイメージを植えつけられたのかも知れませんが、「blue bird」もラストは浜辺となっています。

 「パシフィック・リム」を見ていて気づいたことがいくつかあります。ゴジラ映画って東京タワーとか、都庁や幕張メッセなど、日本の新建築物ができるたびに破壊してきたけど、今東京スカイツリーをゴジラに壊させる映画を作ったら問題になるだろうなあ。ブルジュ・ハリファや広州塔などを破壊する映画は作れないかも。と思っていたらゴジラ映画は既に上海テレビ塔を壊していたとは知りませんでした。もうひとつ気づいたことには、私はゴジラ映画(関連怪獣映画含めて)を一本も観たことが無い、ということも知ったのでした。

 SF関連では、数年前の出版ですが、SF漫画の石黒正数の「外天楼」、戸田 誠二「スキエンティア」が印象に残っています。

 その他の映画では、「ブレーキ」、「おとなのけんか」(感想)、「さよなら、ドビュッシー」などが楽しめました。

今年はWeb上の記事も挙げてみました。

1.バハラム様のサイト「空の旅」のファールス州東部のササン朝遺跡調査旅行記(「空の旅」->イラン->2013)
2.政策研究大学院大学林玲子氏の2007年博士論文「世界歴史人口推計の評価と都市人口を用いた推計方法に関する研究」 
3.古代・中世ホラズム遺跡サイト「The Karakalpaks

特に1と3は、世界中で、ネット上に詳細な写真を掲載しているサイトはここしかないといえる内容で、情報量も半端なしに多いだけではなく、クオリティも非常に高い内容です。どちらも古代イランに興味のある人は必見です。

2014年、面白かった書籍と映画
2012年に読んだ本・見た映画ベスト10
2011年に読んだ本・見た映画ベスト10
2010年に読んだ本・役に立った本ベスト10
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by zae06141 | 2014-01-06 00:09 | その他小説・映画関連 | Comments(2)

2012年今年読んだ書籍と観た映画ベスト10

 今回はジャンル別に並べて見ました。

1,オスマン帝国史の諸相(感想)、イスラーム都市研究(感想)、エジプトイスラーム都市アル・フスタート
2.サンスクリット(感想)、インドの曙 ヴェーダとウパニシャッド(感想
3.パフラヴィー語の文法と文学、ペルシア語の話(感想)、ペルシア文芸思潮(感想
4.中国語の歴史
5.インドの文学(感想)、サンスクリット文学史(感想)、フランス語の誕生(感想
6.中国建築史の研究トルコ・イスラム建築、Islamic Art and Architecture: From Isfahan to the Taj Mahal(感想
7.宰相ラークシャサの印章(感想
8.グローバル・ヒストリーの挑戦、グローバル・ヒストリーとは何か(感想)、経済史への招待
9.ローマ期エジプトにおける地方名望家 ― 2世紀アルシノイテス州のパトロン家の事例から

 今年は図説ふくろうの本、山川リブレット、ユーラシアリブレット、新書ばかり読んでる気がしましたが、それ以外の本は手応えのある書籍がおおく、例年だと役立った本(専門書などは興味のある部分だけしか読まないので、半分くらいしか読まない本が多い)が多数あるのですが、今年はそういう本が僅かしか無く、専門的な書籍は、数が少ないものの、上記にあげた本は全部読了しています。

 それにしても図説ふくろうの本、ここ2,3年狂ったようにたくさんでているように思えるのは気のせいでしょうか。河出書房新社のHPをみると、確かに2010年くらいから出版点数が急増しているような印象があるのですが、絶版となった書籍がHPに全て掲載されているのかどうか定かでは無いので、なんとも言えないのですが、印象ではここ数年の出版点数が激増している気がします。かつて中央公論社の「物語 世界の歴史」シリーズが結構好評だったことがあったかと思うのですが、「物語シリーズ」が頭打ちとなってきてしまい、読者の関心が「物語シリーズ」で描かれた地域への、視覚的段階へと向かったニーズを、図説ふくろうの本がうまく救い上げた、という気がします。ただふくろうの図説も、世界史については基本欧米なので、欧米以外の地域の図説シリーズも期待したいところです。

 冒頭に並べた書籍を見直してみると、大体、「語学史・文学史、建築史・遺跡、経済史、史料」本が殆ど全部です。自身の歴史への興味の対象が、「語学史・文学史、建築史・遺跡、経済史・金融史、史料・映画」が中心であることを改めて認識した次第です。なぜこういうことになっているのかを考えてみるに、旅行に行った場合、その国に入国して最初に必要なものは、貨幣、簡単な言葉(挨拶、購買、など)の2つであり、入国して遭遇するものは、その国の視覚的な物体(建築物、風景)であるということが、「語学・文学」「建築・遺跡」「経済・金融」に対応しているように思えます。更に言えば、これらは、主観的な世界認識のあり方(言語・文学、風景(建築・遺跡)、映画、叙述的な世界認識)と、客観的な世界認識のあり方(経済・統計・データなど)に行き着き、多様な世界認識のあり方を知ることで、自身の先入観や価値観を耐えず相対化して視野を広げてゆき、現代世界とその行く末についての考えを深めることにあるのだと思った次第です。結局のところ、私の旅行や歴史への興味の大元には、現在世界とその未来へ思いを馳せる手段のなのだ、と思ったわけなのでした。

 今年は、言語・文学史本として、「韓国語の歴史」「朝鮮文学史」、「ベトナムの詩と歴史」も図書館で参照しました。分厚いのと出版が古すぎる(いずれも1975年以前)こともあり、一部を読んだだけですが、言語・文学史料・作品にどのようなものがあるのか概要を知ることができて参考になりました。「アラビア文学史」、オランダ語とオランダ文学史本の「オランダ語誌」、ゲルマン語の概説史(他書との差別化の為にゴート語や北欧語史の分量が多い)本である「ゲルマン語入門」は購入しただけで読んではいないのですが、来年読みたいと思っています。ふくろうの本でも、図説ベトナム史やタイ史をそろそろ出して欲しいと思う次第です。

9行目にあげている「ローマ期エジプトにおける地方名望家 ― 2世紀アルシノイテス州のパトロン家の事例から」は、書籍ではなく、45頁のpdfですが、こういう情報をずっと読みたいと思って探していたので、まさに念願の内容が読めて感激しています。 古代ローマ時代の「長期的平和な時代の地方の中堅層」の主観的意識や客観的なあり方(訴訟や経済活動など)について、私にとってど真ん中の論考及び史料翻訳でした。皇帝の主観的記述であれば、マルクス・アウレリウスの「自省録」があり、県知事クラスの役人の主観的記述であれば、「プリニウス書簡集」が邦訳でも出ていています(キケロやカエサルも著作を残していますが、特殊な時代の特殊な人々であり、更に世界史上でも図抜けた人々なので、彼らに比べればもっと平凡で平和な時代を生きた人々の主観世界に興味があるわけです)。しかし、プリニウスクラスよりも更に下の階層は、そもそも後世に残るような著作を残したりしない階層なので、史料がより少なく、なかなか意識を知ることができないのですが、本pdfでは、古代ローマの地方の、しかもローマとかアレキサンドリアなどの特殊な大都市ではなく、エジプトの地方都市の郊外で荘園を経営している一族の手紙の翻訳(p21以降45頁までが翻訳)が掲載されています。当時の一般の人々は、皇帝を実際には何と呼んでいたのだろう。日々のカレンダーはどのような言葉で認識していたのだろう、など日常生活の意識や認識に関する記載が色々登場しています。

 また、本論考の前半は、史料の分析を行っており、納税リスト(当時の地主層のランキングがわかる)や、文書の残る特定の年のある地主一家の収支決算、小作人との貸借関係や、州長官との距離感、アレキサンドリアのような総督所在大都市との関係、物価、農村部の貨幣経済、(ローマ政界に打って出るような人物を出すような特殊な家柄ではなく、あくまで地方で終わった一族の系譜の復元)など、社会史、数量経済史、地方行政史等かねがね知りたいと思っていた情報がふんだんに掲載されていて、この論考の存在を知ったのは午前零時を回り、寝る直前だったのですが、翌朝いつもより早めに出勤しなくてはいけなかったのにも関わらず、午前2時までかかって一気に全部読んでしまったのでした。ローマ時代は都市は遺跡がふんだんに残っているので景観はわかりやすいのですが、農村の景観はいまひとつイメージし難いものがあります。本論考は、ローマ時代の農村部の景観についても多くの情報を与えてくれました。自分の中では、ローマ時代への興味はこれで一区切りついてしまったようにさえ思える貴重な論考でした。こういう史料が帝政期のローマ全土について残っていてくれると嬉しいんですけれど。



 今年は映画はあまり見ませんでした(といっても50本くらいは見ているので、平年並に戻ったということです。昨年が異常でした)。一位の「カティンの森」は、昨年であれば、11位というところでしょうか。

1.カティンの森(1940年のカティンの森事件)
2.緑の火(3世紀から現在までのイラン)
3.「壮麗なる世紀」(16世紀トルコ)第63話の最後の4分半
4.テレサ-キリストの体(16世紀スペイン)
5.ゼノビア(3世紀ローマ)
6.プリンセス・エーボリ(16世紀スペイン)
7.神弓(17世紀朝鮮)
8.「フード・インク」と「いのちの食べ方 Our Daily Bread」(グローバリゼーション批判)

 最後の2本は、同じような傾向の作品なので同じ順位に並べました。聞き知ってはいたものの、食肉の製造がここまで機械化され、テニスボールのように鶏が製造されてゆく映像は衝撃でした。
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(この後、雛は壁一面の棚の「引き出し」に入れられるのだった)

 考えてみれば、子供の頃、実家の近所に養鶏場があり、孵った雛の雌雄をえり分けて、バスケットにポンポン放り込んでゆく作業や身動きできない棚に詰め込まれた成鶏を思い出すに、それが機械になっただけで、あまり変わらないわけですが、しかしまあ改めて、食事前に食肉・魚に限らず、野菜・果物含め、感謝する習慣が戻ってきました。キリスト教徒なわけではありませんが、日々の食事が他の生命の上に成り立っていることを忘れずにいたいと思います。

 ところで、ベスト10に入れたい程ではありませんが、今年他に印象に残った作品には以下のものがあります。

・プロメテウス
 エイリアン(1979年)のパクリ映像がよかった。前半「エイリアン」と同じようなカメラワークが何度も登場し、「最後までこれでいくのか、さんざんパクリ映像を入れておいて、どこかの時点でオリジナルに向かい、予想を裏切ってくれるのか」というような、ホラー映画(お約束と裏切りをうまく入れるのがミソ)を観るノリで楽しめました。

・トータル・リコール
 未来都市の映像に期待しましたが、期待外れ過ぎて反って印象に残ってしまいました。CGCGし過ぎで、80年代以前の未来都市絵画をそのまま映像化しただけな感じ。未来都市映像としては、「フィフス・エレメント」や「マイノリティ・レポート」と比べても新しさを感じなかったのが残念。

 とはいえ、この二本は、「エイリアン」「ブレードランナー」「トータル・リコール旧版」を見ていない若い世代にとっては、この三本を公開時に観た世代が公開当時に受けたのと同じようなインパクトを受けるかも知れません。

・Fetih 1453
 1453年オスマン帝国によるコンスタンティノープル陥落を扱った、恐らくトルコ今年最大のヒット作。
 予告編映像で予想したよりは良かったものの、やはりゲーム映像に見える部分も多く、CGで再現した末期コンスタンティノープルの宮殿が大きすぎ・きれい過ぎなど、感想を書いてて自分がわがまますぎるとは思うものの、もう少しリアリズムを追求した作品が将来的に登場して欲しいと思う次第です。

2014年、面白かった書籍と映画
2013年昨年読んだ書籍と観た映画ベスト10
2011年に読んだ本・見た映画ベスト10
2010年に読んだ本・見た映画ベスト10
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by zae06141 | 2012-12-31 16:07 | その他小説・映画関連 | Comments(0)