古代世界の午後雑記


「古代世界の午後」更新履歴と雑記
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古代インドの料理

 古典古代時代の文化について長年調べています。今回は古代インド料理の話です。

 古代ローマ料理については、古代の料理書(『古代ローマの料理ノート』(アキピウスの料理書))が残っています。漢王朝時代の料理については、前漢時代の書『塩鉄論』に若干記載があり、6世紀北魏で編纂された『斉民要術』は南北朝時代の成立ですが、北方民族の影響を受けていない料理の記載もあり、それが漢王朝~魏晋時代の料理を留めていると考えられているそうです。古代ペルシア料理は、ペルシア帝国末期から10世紀頃の間に成立したと考えられる小品『ホスローと小姓』(こちら)に記載があります。

 これら古代ローマや漢王朝と同時代のインドの料理はどういうものだったのでしょうか?古代インドの料理についてはどんな史料があり、どんな料理だったのでしょうか?
 
 そこでちょっと調べてみました。


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# by zae06141 | 2017-10-12 00:07 | その他歴史関係 | Comments(0)

近世インド・マラータ王国歴史映画『バージー・ラーオとマスターニ』 ver

 あまり日本では有名ではないかも知れませんが、受験世界史では登場する程度の有名人、17世紀後半から18世紀に中部インドの覇権を握っていたマラータ王国の宰相バージー・ラーオ一世(在1720-40年)の話です。

 本作は、インドでの公開3日後くらいに、日本の一部の都市で、在日インド協会の主催で英語字幕版が公開されています。在インド日本人の感想も直ぐにネットにあがってきました。2015年は、IMDbを開くと『バフーバリ』か本作か、というぐらい広告を目にしていたので、それなりに期待してはいたのですが、インドの作品ですから、あまり期待しないでいたところ、だいたい低いほうの予想通りだったような感想を目にしたので、視聴する気にならず放っておいたものです。しかし、前回『モヘンジョ・ダロ』が期待を大幅に上回る作品であったため、気持ちに若干余裕ができ、半日くらい無駄にしてもいいやと、視聴したものです。

 結果は、予想以上に映像がよかったところもありますが、基本的には想定通りの内容でした。もしかしたら、ネットの評判より良い感想を持つかもしれないと、真面目に辞書をひきながら視聴したため、結構労力がかかってしまいました。せっかく労力を使って視聴し、画面ショットを取得し、あらすじも書き留めてしまったため、一応感想と紹介の記事を書くことにした次第です。ご興味のある方はこちらをご参照ください。

 ひとことでいえば、前半の映像が全て、という作品です。これはこれで素晴らしい映像だと思います。



※追記:10月22日の選挙について
記事を別立てすればいいわけですが、多くを書く内容が無いのでこちらの追記します。10月22日の選挙について、東浩紀氏の「積極的棄権」のキャンペーンに賛同します。ただし選挙にはいきます。投票日にならないと実際にどうするかは不明ですが、現在のところ白票を入れるか、(誰も読まないであろうが)10文字以内の抗議文を書くか、どちらかにしようと考えています。選挙は我々の祖先の方々が血を流して獲得してくれた権利なので、彼らへの敬意を自分自身に確認させるため、選挙に行かないという選択肢は私にはありません。

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# by zae06141 | 2017-10-02 00:15 | その他の時代の歴史映画・ドラマ | Comments(0)

古代インダス映画『モヘンジョ・ダロ』

 歴史映画は、基本的に歴史に興味を持たせてくれれば良いわけですが、流石に神話やファンタジーと見分けが尽きがたいような作品を何作も見ているといい加減にして欲しいと思わなくもない部分もあります。
 本作にもあまり期待していなかったのですが、驚いたことに、これはまったく普通のハリウッド流スペクタクル映画でした。といっても、1950-60年代のハリウッドのスペクタクル映画です。最近のハリウッド史劇しか知らない人が、それと同レベルのものを期待すると、期待外れとなるかもしれません(例えば『ノア 約束の舟』『エクソダス 神と王』等)。IMDbの評点(こちら)も5.9と決して高くはありません。しかし、町の名前を、モヘンジョ・ダロではなく、古代シュメルのウルクなどに変更すれば、視聴者は、20世紀中盤のハリウッド史劇だと思えるのではないか、と思わされるほど、従来のインド歴史映画とは違う映像に仕上がっています。

 インダス文明を扱った作品では、テレビドラマシリーズの、ドキュメンタリー再現ドラマ『インドの発見』の第二話(紹介はこちら)があります。こんな感じの映像感覚での古代インダス映画を見たいと思っていました。しかし最近のインド歴史映画は、『バフーバリ』以降すっかり神話路線に回帰してしまったようだったので、予告編を見てさえ、まったく期待しておりませんでした。視聴しながらも、そのうちとんでもない映像が登場して神話のような展開になるのだろう、と期待せずに見続けているうちに、するすると見終わってしまいました。2時間40分、退屈せずに見れました。

 繰り返しになりますが、21世紀のハリウッド史劇ではなく、20世紀のハリウッド史劇という感じのインドの歴史映画が見れることがどれだけ凄いことなのか、わかっている人にはこの映画は面白く、価値があるように思えるのではないかと思います。普通に最近のハリウッド史劇と比べてしまうと、たいして特徴のない凡作に見えてしまうかも知れません。そういう前提条件を踏まえた上で、本作は、ぜひ日本で公開されて欲しいと願う次第です。
 今回はネタバレなしで、主にモヘンジョダロの都市の復元映像の紹介が中心です。ご興味のある方はこちらをご参照ください。

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# by zae06141 | 2017-09-22 00:15 | その他の時代の歴史映画・ドラマ | Comments(0)

オスマン朝歴史ドラマ『壮麗なる世紀:キョセム』概要紹介 ver2

 オスマン朝君主アフメト一世(1590-1617年/在1603-17年)妃キョセム・スルタン(1589-1651年)の話です。一話約120-150分、合計60話。2015/11-2016/6第一シーズン30話、2016/11-2017/6月第二シーズン30話が放映され、完結しています。『壮麗なる世紀(邦題『オスマン帝国外伝』』)の続編枠で放映されたため、主題曲やセットは流用です。今回はこのドラマの簡単な紹介です。ご興味のある方はこちらをご覧ください。

 ところで、『壮麗なる世紀』はその第一シーズンが邦題『オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム』が8/7日から放映中ですが、視聴者数はどのくらいなのでしょうか?公式サイト等で発表されているのかも知れませんが、それとは別にちょっと調べてみました。


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# by zae06141 | 2017-09-12 00:24 | その他の時代の歴史映画・ドラマ | Comments(0)

中世インドの女王を若き日を描いたファンタジー的歴史ドラマ『ルドラマ・デーヴィ』

 2015年インド製作。インド史上数少ない女王ルドラマ・ デーヴィの若き日を描いた作品です。
 本作は、基本的に2世紀のサータヴァーハナ朝の栄主を描いた『ガウタミープトラ・シャータカルニ』と同様歴史に題材をとっ たファンタジー作品です。しかし歴史映画とも呼ぶことができます。理由は、ヴェネツィア(と思われる場所で)マルコ・ポーロ が貴族を前に語る物語だからです。時は中世で、マルコが大げさに物語っているエピソードとしてのルドラマ・デーヴィの話だか らです。マルコの法螺混じりの話だと思えば、なんでもアリ、といえます。

 ルドラマ・デーヴィは、その版図が現在のテルグ語圏に相当する領土を持った中 世カーカティーヤ朝(1000年頃-1323年)の第八代目と考えられている女王とのこと(在1261-1289年 頃)。マルコ・ポーロの『東方見聞録』にも言及されているそうです。本作は、マルコ・ポーロがヴェネツィア貴族に語る経験談 という構成をとっています。扱う時代は女王の誕生から25歳までです。王家に女の子が生まれると政争になることから、王家以外には隠して、男装させて男の子として育てる、しかし王位を狙う王 弟たちが疑いはじめる。王女は隠しおおせるのか!という話です。ご興味のある方はこちらをご参照ください。

※漢王朝とローマ帝国の艦隊がマレーで遭遇する映画『アレキサンダー・ソード 幻の勇者』Gyaoで9/27まで放映中です(こちら)。
※18世紀カザフスタンを扱った映画『ダイダロス 希望の大地』もGyaoで9/16日まで放映中です(こちら

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# by zae06141 | 2017-09-02 00:24 | その他の時代の歴史映画・ドラマ | Comments(0)

サータヴァーハナ朝を題材としたファンタジー映画『ガウタミープトラ・シャータカルニ』(2017年)

2017年インド製作。一応前200年から後200年までの約400年間、デカン高原に勢力をもっていたサータヴァーハナ朝を題材としていますが、ほぼファンタジー映画です。衣装や建築物は、映画『プリンセス・オブ・ペルシア~エステル勇戦記~』に似た感じです。史実とからめてある部分は一部あるだけで、最盛期はインドの大半を勢力下においていたとはいえ、基本的にはデカン地方の地方政権だったサータヴァーハナ朝が全インドを統一したことになっているなど、改変部分が大きすぎるため、これを歴史映画ということはできません。しかし、サータバーハナ朝を扱った作品がまさか登場するとは予想もしていなかったこともあり、製作していただけただけでも嬉しいものがあります。漢とパルティアと同年代のインドの広域王朝ということで、かねがねサータヴァーハナ朝には興味がありましたし、映画としてはそこそこ面白く見れました。ご興味のある方はこちらをご参照ください。予告編はこちら

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# by zae06141 | 2017-08-24 00:16 | その他の時代の歴史映画・ドラマ | Comments(0)

Wikipediaに掲載されている中国とアラブの歴史ドラマ一覧表 ver2

 前回、二年ぶりのIMDbの歴史映画チェックを行い、ここ2年間程の新作映画をチェックできましたが、IMDbではテレビドラマのチェックまではしておりません。中国とアラブ圏以外は、だいたい歴史作品は映画だからです。中国の歴史ドラマもIMDbに掲載されているかも知れませんが、IMDbはラテン文字でしか登録できないので、中国だけでしか放映されていない作品はピンインで登録されてしまい、非常にわかりにくくなっています(キリル文字のローマ字翻字も同じですが、こちらはなんとか読めます)。中国のテレビドラマは日本のNHK大河と似ていて(個人的には日本のNHK大河が影響したのではないかと推測しています)一話45分で45-50話のものが多く、とても視聴している時間はとれません。しかも近年中国の歴史ドラマは香港の武侠モノや韓国の歴史ドラマの影響を受けているのか、ファンタジー色が強くなっており、ワイアーアクション・カンフー、派手な衣装、CGによる異次元級の戦争場面が登場する作品が主流を占めるようになってきているため、ここ数年あまりチェックしておりませんでした。今回Amazonを検索したところ、ここ数年の間に急激に近年の中国歴史ドラマの日本語DVDが出ていることを知りました。そこでIMDb以外に情報はないかと少し調べて見ました。IMDbが中国語対応していない以上、中国語のまとめサイトが必ずありそうなものです。
 見つけたのがWikipediaの以下のページです。


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# by zae06141 | 2017-08-16 00:14 | 古代中国関係 | Comments(0)

製作計画中の古代イランとビザンツ映画各種

 2009年頃から、毎年GWからお盆の間にIMDbの歴史映画タグの新規登録分をチェックして、新作歴史映画を探してきました(これに関する関連記事はこちら)。が、2014年くらいから、既に見たい時代・地域の映画はあらかた見つくした感じに陥り、昨年はとうとうIMDbの定期チェックをせずに終わってしまいました。

 しかし先日、カレル四世の新作を発見したことで、興味が盛り返し、今年は昨年分も含めた約1200本の新規登録分をチェックしました。これまでの経験では、1時間で50本くらいが目安なので、約24時間(実働二日間)を予定していたのですが、15時間程度で終わりました。作業が効率化するようになった要因として2点挙げられます。

1.検索一覧にステータスが入るようになった。
 製作発表(announced)、製作準備(pre-production)、in-development(製作中)、完成(post-production)、公開待ち(complete)、公開済み(ステータスなし)

 ステータスが入ることで、取り合えず作品名だけリストにコピペすればいい作品なのか、完成が見えていて間違いなく公開される作品なのか、等簡単に判断できるようになりました。このため作業効率が上がり、最初の500本くらいは4時間くらいでチェックできました。


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# by zae06141 | 2017-08-10 00:14 | 古代イラン関係 | Comments(0)

書籍『古代インド・ペルシァのスポーツ文化』

 この本は、2000年頃に古本屋で見て、価格が3300円くらいだったことから買うのをやめた本です。古代ペルシアのスポーツ情報についてはたいした情報が記載されていなかったため、題名のメモすらとりませんでした。その頃は、古代イランの史料がここまでない、ということを知らなかったためです。題名の記憶がないため、数年後にその本屋にいったもののもうなくなっていて、ある意味私にとって幻の本でした。

 最近たまたまアマゾンの検索にヒットし、価格も送料含めて500円以下だったので即座に購入しました。題名が判明したため図書館に内容を確認しにいってからでもよかったのですが、500円が記憶にあるこの本の価値とほぼ同等だったため、著者が松浪健四郎、というところがひっかかりましたが即座に購入しました。
 届いて内容を見て見ると、記憶通りに古代ペルシアのスポーツについては「ないよりまし」くらいな情報しかありませんでしたが、古代インドの方は役に立つのではないかと思います。また、現代インド・イラン・アフガニスタン・トルコの一部のスポーツの紹介という点では有用かと思います。アマゾンに一応レビューを書きましたが、今後もしかしたら中古が高額となる可能性もあるので(現在Amazonでもっとも高額なものは 約35000円の価格となっています。廉価なものが売切れたら高額商品しか残らない可能性があります)、本記事にて少し詳しく内容を紹介したいと思います。以下目次と内容の簡介です。(なお、これも偶然ですが、7本も記事を寄稿している松浪健四郎氏(中年以上の人には説明不要かと思いますが)は、そのうちの5本をそのまま流用して(一部図や出典を追加)博士論文を記載し今年3月に博士号を取得されています(こちら))。

 記事があまりに長くなってしまったので、サイトの方に移しました。本書の目次な内容の紹介にご興味のある方はこちらをご参照ください。

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# by zae06141 | 2017-08-01 00:30 | 古代イラン関係 | Comments(0)

~輝ける十四世紀~カレル四世のドラマ『ローマ人の王のための投票』(2016年)

 "輝ける十四世紀"とは、1978年に出版された、講談社世界の歴史19巻『ビザンツと東欧世界』に登場する章の題名です。現在"輝ける十四世紀"ないし"輝ける14世紀"で検索すると2件しかヒットしません。うちひとつは私のサイトです。そういう非常にマイナーな言葉なので、すこし普及努力をするために記事のタイトルに入れてみました。

 "輝ける十四世紀"とは、十三世紀のモンゴル禍の後、揃って名君が出現した東欧諸国の十四世紀のことです。その名君たちとは以下の4名のことです。

ボヘミア  カール四世(在1346-78年)(1316年生)
ポーランド カジェミシュ(在1333-70年)(1310年生)
ハンガリー ラヨシュ一世(在1342-82年)(1326年生)
セルビア  ステファン・ドゥシャン(在1331-55年)(1308年生)


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# by zae06141 | 2017-07-22 00:19 | その他歴史関係 | Comments(0)