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古代世界の午後雑記(移行中)


「古代世界の午後」更新履歴と雑記
by Solaris1
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ウマイヤ朝映画「イマーム・フセイン カルバラの戦い」

 原題を調べ切れませんでしたが、「imam hussain karbala movie english」で検索すると、大量にヒットします。しかし、掲載サイトばかりがヒットし、映画情報のサイトはまったく見つけられませんでした。アラビア文字の検索はまだできないので時間切れ。諦めました。でもまあ、そこまでやる程の内容かどうかは人によるかも知れませんが、私には向かない作品でした。 一応字幕はあるのですが、呪文と祈祷ばかり。誰の台詞にも、アッラーとゴッドとフセイン、メッセンジャー、マスターが必ず入り、フセインの悲劇と、残された彼の支持者一派の境遇を嘆くばかり。
ウマイヤ朝映画「イマーム・フセイン カルバラの戦い」_a0094433_2253093.jpg

 その理由は、本編がカルバラーでフセインが死ぬところから開始し、支持者と一族が、メッカに護送され、結論ありきの形式的な裁判にかけられる内容となっていて、全体にフセインの兄弟、子供達、支援者の受難を扱った作品となっていることにある。

 フセインの受難をひたすら追体験したい信者であれば、これを見て深く共感するのかも知れれませんが、信者ではない私は全然だめでした。
 一応政治的局面も描かれていて、クーファとバスラ知事のアブドゥッラー・イブン・ズィヤドと、ウマイヤ朝第2代ヤズィードの間の微妙な勢力争いなどが描かれてはいるのですが、その彼らの衣装はこの通り。下はヤズィード。
 
ウマイヤ朝映画「イマーム・フセイン カルバラの戦い」_a0094433_225043.jpg

 こちらはズィヤード。
ウマイヤ朝映画「イマーム・フセイン カルバラの戦い」_a0094433_226925.jpg

 まるで16世紀ヴェネツィアばりの華やかでファンタジックな衣装。つまり、この作品は、歴史とものというよりも、本質は、神話と物語だと言えるのかも知れません。
 まあ、ウマイヤ朝映画を知ることができたことと、フセインの娘の名前(Sukayna)を覚えただけでも、収穫だと言えるのかも。

by zae06141 | 2009-06-17 22:43 | その他の時代の歴史映画・ドラマ
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