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※リオデジャネイロ・オリンピックの結果を追加しました。
第二次世界大戦後の、歴代オリンピックでの国別メダル獲得数上位15国と、日本の種目別メダル獲得数の一覧グラフにリオデジャネイロオリンピックの結果を追加しました。 資料の共有と流用を容易にすることを目的に、表計算ソフトで作成しています。記事をDLしてお手元の表計算ソフトで読み込むことが可能(な筈)です。 上に紹介した統計情報サイト(Sports Reference)では、こちらの日本の歴代大会結果のページにあるように、CSVでの表示に切り替えられるようになっており、データの共有という意味で、非常に親切なつくりとなっていると思います。 作成した国別データを眺めていると、いくつかの傾向が見て取れます。例えば ・参加国は、世界大戦直後は、戦前から引き続き帝国主義国家中心の参加 ・その後、共産主義陣営が加わり、共産主義崩壊後は、経済力に応じた序列に近づいている ・日本は、高度経済成長期に合わせて順位が上昇したが、その後長期低落傾向にあり、最近少し歯止めがかかった 日本の種目別を見ていると、柔道、水泳、体操、レスリング中心であることがよくわかります。前々から印象はありましたが、データを整理すると、特定の競技に深く依存している様子がよくわかります。旧共産陣営のように、国策で無理な選手養成までやってメダルを増やして欲しいとは思いませんが、やはり、1億もの人口を有する先進国としては、もう少し順位が上になってもいいのではないかなー、とも思ったりします。 色々データを見ていて思ったのですが、イスラム圏のメダル獲得数は極端に低いですね。目立つのはイラン(前回2個が今回12個)とトルコ(前回8個、今5個)くらいで、エジプト、パキスタンといったあたりは、人口の割りに獲得数が非常に低い結果となっています。メダルと取ればいい、というわけでもなく、そこそこの参加者を出していただいていることからも、オリンピックの意義は達せられているとはいえ、少しさびしい限りです。あと、国力から見てインドも極端に少ないですね。 これらのデータを見る限り、オリンピックは、欧米、アフリカ、ソ連圏、東アジア圏までは取り込むことに成功したと言えそうですが、イスラム圏とインドはまだこれからなのかと思うに至りました。 ここ数回の大会では、ブルガリアとルーマニアの凋落が激しく、ブルガリアは、1988年には35個だったのが、2004年12個、2008年5個、今回2個となっています。ルーマニアは2000年で25個、2004年19個だったのが、2008年で8個、今年は9個。やはり、共産主義崩壊後の社会混乱が、選手の育成にも影響しているものと思われます。これも残念なことです。
by zae06141
| 2016-08-23 00:28
| 世界情勢・社会問題
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