人気ブログランキング | 話題のタグを見る

古代世界の午後雑記(移行中)


「古代世界の午後」更新履歴と雑記
by Solaris1
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
アクセスカウンター
UU数
無料カウンター
無料カウンター
無料カウンター
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

スペイン製古代ローマドラマ「HISPANIA」「IMPERIUM」、中世歴史ドラマ「トレド」「イザベル」など

 今回は、最近のスペインのテレビドラマの紹介です。基本的に視聴していないドラマを扱い、一部視聴したものについては次回以降個別にご紹介します。


1.古代ローマドラマ「ヒスパニア~伝説」(Hispania, la leyenda (2010–2012))

 前150年から数年間の、ローマによるイベリア半島征服の最終局面を描いた連続ドラマ。全20回。一話約70分。

 今回の記事を書き起こした10月初では見る気が無かったのですが、作品の雰囲気を知る為に、取り敢えず第一話だけでも、と視聴したところ、ブルガリア吹き替え版で多少理解しやすいこともあり、少しづつ視聴してしまい本日(10月20日)までに、第一シーズンを見てしまいました。本作は次回別立てで記載します。

公式サイトはこちら
Wikiの記事はこちら(シリーズを通りたあらすじが記載されています)
IMDbのドラマ紹介はこちら

シーズン1の感想・紹介はこちらシーズン2の感想・紹介はこちら


2.古代ローマドラマ「インペリウム」(2012年)

 2012年9月5日から毎週木曜日放映中。「ヒスパニア」の続編。

 ガルバはケルティベリア族のイベリア半島最後の拠点ヌマンティアを征服し、ローマに帰還するが、イベリアでは現地民族の反乱が起こり、ガルバはイベリア(ヒスパニア)に戻るが敗北する(前143年の事件だと思われます)。彼のローマでの権威と地位は失墜し、更に裏切りにあう。彼の氏族スルピキオ族の復権を目指す。という話のようです。打ち切りにならなければ、前133年ヌマンティアの陥落による、ローマのイベリア半島征服完了まで描かれるのではないかと思われます。

公式サイトはこちら
Wikiの記事はこちら
IMDbのドラマ紹介はこちら


3.中世レコンキスタドラマ「トレド」(2012年)

 賢王と異名をとるカスティーリア王アルフォンソ10世(在1251-82年)の話。

 全13話。一話約75分。2012年1月10日から4月3日まで放映。AmazonからDVDが出ています。

IMDbのドラマ紹介はこちら


4.近世初期ドラマ「イサベラ」(2012年)

 スペインのレコンキスタを終わらせたイサベラ女王の話。2012年9月10日から毎週月曜放映中。一話70分。全13話予定。

公式サイト
IMDbのドラマ紹介はこちら
Wikiの紹介記事はこちら


5.プリンセス・エーボリ(2010年)

 一話70分全2回。フェリペ二世(在1556-98年)、宰相ペレス(1540-1611年)、エボーラ姫と異名をとったアナ・デ・メンドーサ公爵夫人(1540-92年)、秘書官ファン・デ・エスコベロの関係を描いた愛憎劇。感想・紹介はこちら


4.「赤い鷲」(2009年- )

 17世紀のアクション活劇。は第二話の途中まで視聴したので、次々回紹介予定。テレビ局のサイトで全話公開されており、一話70分で現在50数話。

公式サイト
IMDbの映画紹介はこちら。
感想・紹介はこちら


 スペインの古代ローマ時代を舞台とした作品はかねてより見たいと思っていたのですが、ローマの侵略・圧政を描いた作品は多数あるので、「ヒスパニア」「インペウム」はあまり見たい気にならないのでした。できれば、スペイン出身のトラヤヌス帝やハドリアヌス帝、テオドシウス帝関連の作品を作ってくれると嬉しいかも。「トレド」は題名からすると西ゴート時代の作品かしら。もしそうだったら速攻で買おうと思ったのですが、13世紀ということと、英語版が無いようなので当面様子見。できれば14世紀の作品が見たいのでした。イサベラが登場する映画はこれまで3、4本見ているので、当面はいいかなあ。いづれにしても長い連続ドラマは見ている時間が無いので、できれば映画を製作して欲しいところです。低予算でもいいんですよね。歴史に興味を持たせてくれる内容となっていて、制作陣の熱意や工夫が感じられれば。

 それにしてもスペイン、金融危機の割には歴史ドラマや映画の制作に勢いありますね。韓国並みという感じ。Wikiに記載のある各ドラマの視聴率を見ていて気づいたのは、上にあげたどのドラマも、最初は視聴率20%前後と勢いがあるのが、どれも尻すぼみになって打ち切りっぽくなっています。「赤い鷲」の一人勝ちということなのかも。歴史ドラマは経済力とそれなりの視聴人口が無いと量産は難しいから、ギリシアでのビザンツドラマや映画はかなり先まで無理そうなのが残念です。

 BBCのシャーロックや、「ROME」、「チューダーズ~ヘンリー八世~」などを見ていると、最近のBBCのドラマは、文明の爛熟と退廃と心の荒廃の極みに至り、素朴さや素直さのかけらも無い領域にイッてしまっているような印象がありますが、そんなBBCにこそ、ビザンツドラマの製作が可能なのではないかと思うのでした。それに比べると、最近のスペインの歴史ドラマや映画は安心して見ていられる段階です。「冬のソナタ」で、日本人が昔の日本のドラマのような素朴さを韓国のドラマに感じたとされるような対比を、BBCとスペインの歴史ドラマ・映画に感じました。 

by zae06141 | 2012-10-21 00:09 | その他の時代の歴史映画・ドラマ
<< 2012年衆議院選挙:中央銀行... 歴史映画一覧表の月別検索数の傾向分析 >>